irBoard ver 2.8 がリリース
irBoard ver 2.8 がリリースになりました。
今回のバージョンでは、ついにマルチタスク機能に完全対応しました。 これにより、複数のプロジェクトを同時に開いて作業できるようになります。
さらに、Split View や Slide Over 表示を活用すれば、PLCとの接続を最大2台まで同時に実行可能です。 また、次期 iPadOS 26 では一度に開けるウインドウ数がさらに増えるため、同時接続できるPLCの台数も拡大します。
このアップデートによって、irBoardとPLCの活用価値はこれまで以上に向上すると期待しています。 手に取ってお試しいただけたら幸いです。
PLC AccessにPlcShareを追加しました
近々FX向けのソフトを作成するので、PLC Accessを使ってテストしようかとしました。 PLC Accessは私が作っているPLCと通信ができるrubyライブラリーです。Ethenrnetとシリアル接続でPLCと繋ぐことができます。
シリアル接続でFXと接続しようとしたのですが、手持ちのラトックシステムのUSBシリアルコンバーターREX-USB60Fは最新のMacに対応したドライバーが出ていない様で直接接続することができませんでした。 検索して見つけたと思ったのですが、過去の自分の記事で、この時はなんとか接続できる様になったのですが、今回はダメの様です。
ラトックシステムのUSBシリアル変換器をMacで使用できなくなっていた - 一往確認日記(2019-07-02)
ioTouch、irPanel用にシリアル接続のPLCとも接続できる様にPlcShareというWindowsアプリを作成していました。irBoardでは対応していないのでしばらく使っていませんでしたが、PlcShare経由で接続することを思いつきました。
PLC AccessはPlcShareに対応していないため今回追加した次第です。
FXと接続できるのを確認したのでテストをしながら記事も書ければと思います。
irBoard ver 2.7.0 がリリース
irBoard ver 2.7.0 がリリースになっています。
このバージョンではプロジェクトのPLCを異なるメーカーのPLCへ変更できる様になりました。 デバイスは変更前のままでですので再度設定が必要です。 手順としては複製を作ってからPLCを変更するという流れになると思います。
今日からセールを開催しています。どうぞご利用ください。
PLCの入出力を自由に(仮想入出力)
では
PLCでのテストは入力条件を与えた時に出力がどうなるかを確認することになる。
と書きました。
従って 入力が自由に変更できないことには始まらないことになります。 また、出力もテスト内容によって様々なタイミングで出力される可能性があるのでテスト中は出力させたくなく、安全を考慮すれば非常停止を押した状態でテストするのがいいと考えてますが追々説明できたらと思います。
PLCの入力(Xなど)はモジュールの値が反映されるため自由に変更することができません。
入力を実際のIOから分離し自由に変更ができる仮想的な入力として補助コイルを使用します。
ここでは下表の様に置き替えることとします。
| 実入力 | 仮想入力 | |
|---|---|---|
| X0 | → | M0 |
| X1 | → | M1 |
| X2 | → | M2 |
ラダーでは今までX0を使っていたところをM0に置き替えます。
ただ、そのままだと実際の入力が反映されないためX0をM0のに出力する必要があります。
X0とM0を繋いでしまった事でM0が変更できなくなってしまい何ら変わらなくなってしまいました。
そこでテスト時はX0の入力をM0の出力に繋ぐ部分を飛ばすことでM0が変化せず外部から自由に変更できる様になります。
下の図でいくとM999をONにするとX0とM0を繋ぐ処理が飛ばされX0の状態に関わらずM0の値が保たれます。

出力も下表の様に置き替えテスト時(M999がON)は出力がOFFになる様にします。
| 実出力 | 仮想出力 | |
|---|---|---|
| Y50 | → | M50 |
| Y51 | → | M51 |
| Y52 | → | M52 |
| Y52 | → | M53 |

シミュレーターで確認すると、テスト状態にするとX0に関わらずM0を任意の状態に変更できることが確認できます。
PLCでテストするとはどういう事?
PLCでのテストは入力条件を与えた時に出力がどうなるかを確認することになる。
下のラダーではスタートスイッチ(X1)、ストップスイッチ(X2)が入力になり、モーター出力(Y53)が出力になります。

真理値表では次の様になることが期待されます。
Y53がOFFの状態の時
| X1 | X2 | Y53 | |
|---|---|---|---|
| OFF | OFF | OFF | |
| ON | OFF | ON | |
| OFF | ON | OFF | |
| ON | ON | OFF |
Y53がOFFの状態の時
| X1 | X2 | Y53 | |
|---|---|---|---|
| OFF | OFF | ON | |
| ON | OFF | ON | |
| OFF | ON | OFF | |
| ON | ON | OFF |
シミュレーターではマウスでクリックしながら入力を与えて目で出力を確認するという具合でした。
これをプログラム的に自動で確認していくのがテストになります。
シミュレーターでのテスト
PLCのテストをシミュレーターでする場合について
動画ではスタート、ストップスイッチでモーターを動作させる例です。非常停止もあります。
- 非常停止が入らない様にPLC起動前に非常停止入力がONになる様に設定しています。(初期設定)
- スタートスイッチでモーターが動作しストップスイッチで停止するのを確認しています。
- モーター動作中に非常停止が入ると停止するのを確認しています。
- 非常停止中はスタートスイッチを押してもモーターが動作しないことを確認しています。
簡単な回路ですがマウス操作がけっこうあります。
もっと複雑な場合はエラーが発生しない様にやセンサーの状態など初期設定がかなり大変になってきます。
テストで確認するところまで辿り着く前に嫌になってきます。